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センゴクにおける本能寺の変の経緯 [本能寺の変]

センゴク3巻における
本能寺の変に至るまでの明智光秀の胸中をまとめてみた。

~真の絶望は希を失うことに非ず
  一統ままならぬ 二者の自己があること~

上様(信長)も迷いの中にあるのでは

絶望の闇へ足を踏み入れようとしている。

上様にも二者の自己が共存しているのではないか

乱世の〝覇道〝を進む者と
〝王道〝による秩序を目指す者

上様は自分に愛執抱くものを恐れ
幾度となく殺めてきた。

上様は我(光秀)に愛執を抱くのを恐れ
我は上様の愛執を恐れた。

恐れを捨て愛執を以って
覇道と王道の狭間でもがく上様の絶望を救済すべし

覇道の先に何があるというのか
上様の唐入りという覇道を止めなければ―

我々の力と叡智にて王道による秩序を完成するのだ。

上様に依らず「天道」「人為」「歯車」
全て自己の中に一統することで答えを得た。

~上様の絶望を解き放ち かつ新しき秩序がために 我が天下の主とならん~

解説  〝センゴク〝での信長と光秀の胸中

信長は乱世の覇道を進み続けなければ
奮い立つことができないと。

だが信長は光秀と伴にすると
光秀に情が移り〝信長〝でいられぬとし光秀の
唐入りを拒んだ。

しかし一人では唐入りが果たせぬ信長は
唐土(もろこし)に覇道を求めた。

信長に二者(覇道,王道)の自己が存在すると考えた光秀は
覇道と王道の狭間でもがく信長の絶望を救済しようとし
覇道を止め王道による秩序を完成すると考えた。

覇道を止める―

それは信長にとって〝信長〝でいられなくなる。
即ち 死を意味することだった。














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